土星衛星エンケラドスの模擬熱水環境でのペプチド合成実験に関する論文が「ACS Earth and Space Chemistry」誌に採択されました。

東京大学博士課程の高萩 航(当時:慶應義塾大学修士2年生/JAMSTEC研究生)はFL寄附プログラムの藤島 皓介特任准教授、そしてJAMSTECの渋谷 岳造主任研究員、高野 淑識主任研究員らのチームと共同で、土星の衛星の1つであるエンケラドスの海洋環境を模擬した実験装置で、生命の基となるアミノ酸からペプチドが合成されることを実験的に証明しました。

今回の論文のインパクトとしては、以下の3つのポイントが挙げられます。

  • 土星衛星の1つであるエンケラドスの海底熱水環境でペプチドが合成されることを証明。
  • 地球外天体における化学進化が現在でも進行している可能性を示唆。
  • 将来の氷衛星生命探査における有機分子ターゲットに制約を与える点にも期待。

ELSIハイライト

原著論文(Original paper)

プレスリリース(Press Release)

ニュース記事: Sorae, AstroArts

#Research