タンパク質の機能探索に関する手法論文が「Biotechnology and Bioengineering」誌に採択されました

藤島グループと国内外の研究者らは、無細胞翻訳系を用いてランダムなタンパク質配列空間の中から迅速に機能探索を行うことが可能なmRNA/cDNAディスプレイ法を確立しました。 (Reyes et al., 2021, Biotechnol Bioeng)。本手法と次世代シーケンス解析を組み合わせることにより研究チームは10の12乗を超えるペプチドの配列空間から迅速に抗FLAG抗体に結合するエピトープ配列を発見することに成功し、本手法の有効性を証明しました。今後は原始タンパク質の機能探索といった生命の起源に関する基礎研究や、逆にペプチド創薬開発といった医薬分野への応用が期待されます。

原著論文(Original Paper)